Solid Edge 2023の改善点は非常に大きいです。このリリースは、日々の作業をより高い品質で達成するのに役立つ強化機能が満載です。
Fiorini Group、Francesco Arfilli氏
主な特長
Solid Edge 2023の新機能
Solid Edge SaaS: クラウド接続でどこからでもアクセス、お客様だけの利点を活用
頼りになる製品開発ツールが、このたびXcelerator CloudおよびSaaS (Software-as-a-Service) サブスクリプションでご利用いただけるようになりました。Solid Edge SaaSは、クラウドへの接続に加えて、ソフトウェアやサービスを必要に応じて利用できる機会を提供します。
- IT関連経費を削減し、コストを管理し、事業を簡単に拡大
- お客様だけの特別な特長や機能、および付属ツールにアクセス
- データをクラウドに安全に保存し、どこでも、どのデバイスからでも、チームと共有
- 拡張現実 (AR) を使って実際の世界のなかに製品を表示
- サブスクリプションに含まれるXcelerator Shareを使って、容易にコラボレーション
- バリューベースのライセンス・オプションにより、アドオン機能に直ちにアクセスし、設計データをさらに改善

柔軟なライセンス・オプションによって、必要なときに必要な機能を利用
バリューベースのライセンス・オプションにより、必要なときに必要なアドオン機能を選択することができます。Solid Edge SaaSサブスクリプションで提供される、この柔軟なライセンス・オプションによって、統合されたアドオン製品に即座にアクセスできます。使用可能なアドオン製品は、Generative Design Pro、Point Cloud Visualization、Electrical Routing、PCB Collaboration、Advanced PMI、Simulation、およびSolid Edge XpresRouteです。柔軟なトークン・システムにより、アドオン製品を自由に組み合わせて使えます。
より少ないクリック操作でより多くの作業
Solid Edgeのユーザー・インターフェースの画面まわりや操作感が、ユーザーの使い方に合わせて新たになりました。直感的なコマンドバーやツールバー、強化したパーソナライズ・オプション、改善したモデリング・ワークフローなどがアップデートされています。オーダード・パーツやシートメタルのモデリング・ワークフローの改善によって、オーダードのユーザーもシンクロナス・ツールを使用可能になり、生産性が一層向上するとともに、初めてのユーザーですぐに使えるようになります。
設計データを幅広く活用
新たに強化された相互運用性は、設計データの力を十分に発揮させ、将来の開発にも対応できるようにします。Solid Edgeのデータは、NXや、Mechatronics Concept Designer (MCD)、Process Simulateなど、Xceleratorポートフォリオに含まれるほかの製品との間で簡単にやり取りできます。SOLIDWORKS、JT、STEP、Parasolid のファイル (パーツやアセンブリ) を変換することなく直接Solid Edgeのアセンブリに取り込めます。
モデルベース定義でAdvanced PMIを使用し、設計意図および製造意図をシームレスに利用
モデルベース定義の機能強化によって、これまでより素早く簡単に3Dモデルを詳細化するツールを利用できるようになりました。また、改善したワークフローと自動アシスタンス機能により、生産性が向上します。アドオン機能として新たに追加されたSolid Edge Advanced PMIは、下流工程のPMIアプリケーションに高品質の一貫した寸法を提供します。
重要な設計特性を自動で特定、ラベル付け、抽出
新たに導入されたSolid Edge Inspectorで、検査のミスをなくして、製造にかかる時間とコストを削減しましょう。Solid Edge Inspectorは、信頼できる高品質の検査データやレポートを自動生成し、下流の製造プロセスにおけるシームレスなコミュニケーションを実現します。
メッシュを最大限に活用し、すべてのモデルのシミュレーションを最適化
機能強化によって、コンバージェント・モデルや、ジェネレーティブ・デザインで生成したモデル、3DスキャンしたモデルをB-repに変換せずにそのままシミュレーションに使用できるようになりました。ボディメッシュ機能が拡張され、アセンブリや板金のシミュレーションにも使用できるようになったことで、メッシュ生成時のエラーを減らし、シミュレーション解析を加速します。
新しい製造機能を使ってこれまで不可能だった形状を生成
Solid Edge CAM Proの5軸加工による新しい多軸粗加工によって、より効率的に材料を切削して、作業時間を短縮します。4軸加工の新しい回転加工のアドオン機能と新しいワイヤEDM機能により、形状を生成する能力が向上します。従来はコストがかかり過ぎたり、不可能だった形状まで作れるようになります。スマート・マシン・キット・ライブラリによって、専門的に製造された標準化したマシン・シミュレーション・キットに簡単にアクセスできます。
スピーディに反応するユーザー・インターフェースで技術文書を作成
新しいモダンなユーザー・インターフェースと、強化された操作性やワークフロー、アニメーション機能によって、さらに高度なイラストや技術文書の作成が可能になります。リッチテキストのメタデータをイラストやパーツに割り当てて、動的に表示させることができます。カメラの向きやパーツの表示/非表示、パーツの動き、その他のアニメーション効果を事前定義したタイミングで推移させることができます。また、複数のマスターページを定義し、ドキュメントとともにビジュアル・サムネイルを表示させることができます。
ビデオ
Solid Edge 2023の新機能
包括的な製品開発ポートフォリオ
Solid Edgeは、製品開発プロセスのすべての側面に対応する、手頃な価格で使いやすいソフトウェアポートフォリオです。シンクロナス・テクノロジーを採用したSolid Edgeは、ダイレクト・モデリングのスピードとシンプルさ、パラメトリック設計の柔軟性と制御を融合しています。
