Solid Edge 2022は最高です。日々の作業を速く、簡単にする強化機能や新機能が満載されています。シーメンスは私たちの要求に絶えず耳を傾けながら、画期的なソフトウェアを提供し続けてくれています。
Michel Corriveau氏 (Solid Edge熟練ユーザー)
主な特長
Solid Edge 2022の新機能
ボタンをクリックするだけで新しい設計案を作成
内蔵のSolid Edge® Design Configuratorを使えば、定義したパラメーターやルールに基づいた新しい設計案を自動生成できます。Solid Edge Design Configuratorは、ユーザーが使い慣れているSolid Edge の設計環境にルールベースの自動化機能を追加した設計自動化ソフトウェアです。Solid Edgeに完全に組み込まれ、設計パラメーターやルールに基づいて、製品を素早くカスタマイスすることができます。ルールベースの自動化機能で生産性と設計速度を向上できます。
CADジオメトリをシームレスに統合
新しく搭載された3D設計機能、CAD Directは、主要なCADシステムで作成されたジオメトリを使用する際の生産性を向上します。わざわざファイル形式を変換しなくても、直接Solid Edgeアセンブリに取り込むことができ、関連性も保たれます。データは3D設計のアセンブリファイルに保管され、データの重複を防ぎます。
Solid Edge Mechanical Designに統合された2.5軸加工を使ってみましょう
保守契約が有効なSolid Edge Classic、Foundation、およびPremiumには、完全な2.5軸加工機能が含まれるようになりました。Solid Edgeに完全統合されたSolid Edge CAM Pro 2.5 Axisで、設計データと常に整合が取れた、ツールパス生成の自動化と可視化が可能になり、加工プロセスを最適化して信頼性を向上できます。
同僚、パートナー企業、顧客とコラボレーション
Xcelerator Shareは、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアが提供するクラウドベースの次世代コラボレーション・ソリューションです。3D/2D CAD表示およびマークアップ、AR (拡張現実)、バーチャルプロトタイピング、安全なプロジェクト共有など、設計を中心とした各種ツールを備えています。自宅やオフィス、移動中など、どこにいても作業が可能です。ITインフラの追加は必要ありません。
実際の環境に即してデザインを可視化
点群によってアセンブリをフルカラーで可視化できるため、新しく設計した装置をどんな場所にも自信を持って正しく設置することができます。工場やプラントを改修する際にこの機能は特に有効です。Solid Edgeのアセンブリ測定および表示ツールを使うことで、点群に合わせながら装置の位置を決定し、設計することができます。
B-repとメッシュジオメトリを変換せずに同じモデルで利用可能
独自のハイブリッド・モデリング機能により、B-repとメッシュジオメトリを同じモデルに取り込み、下流工程のアセンブリにも使用することができます。その結果ワークフローが加速し、メッシュモデルの利便性がさらに高まります。ジオメトリを変換せずに、メッシュとB-repジオメトリを同じ環境で作業できるため、モデル作成にかかる時間が短縮します。
複雑なアセンブリでも速度を落とさず迅速にモデリング
Solid Edgeはここ3年間にわたり、アセンブリモデリングのパフォーマンス強化に力を入れ、常に最高の環境で設計できるようにしてきました。アセンブリの高速読み込みでは、読み込むデータ量を抑えたプレビューモードが有効です。マルチボディ・アセンブリ・モデリング・モードは、モデル内部のコンポーネントを1つのファイルにまとめた新しい環境です。新しいコンポーネント検索機能は、オートコンプリートの類推フィルターを使ってアセンブリ・コンポーネントを素早く直感的に検索します。
苦労なく簡単に作り直し
Solid Edgeは、部品モデルの半径寸法を楽々と編集できる業界唯一のRadiate (放射方向) コマンドを搭載しました。この機能強化によって、すでに作成された円形状のサイズをその場で編集することができます。シンクロナス・テクノロジーを使ったこの機能では、円周上に並んだ複数の面も1回の操作で放射状に移動することができます。パターンで作成された面は自動的に検出され、同時に編集されます。パターンで固定されている寸法は、Radiate機能操作中は解除され、操作が終わったら再びロックされます。
シミュレーションを高速化
Solid Edge Simulationの新しいメッシュ生成プロセス自動化により、パラメーターがなくてもメッシュを制御することが可能になり、高品質のメッシュを最小限の労力で生成します。シミュレーションの表示性能がこれまでの最大10倍高速化し、結果データの読み込み時間が最適化されます。荷重条件に静水圧荷重が追加されました。ますます高まる油圧システムの性能・効率要件を満たすことができます。重力の影響で平衡状態にある流体によって生じる最大・最小圧力を求めることができます。
配管システム設計の流れを向上
Simcenter™ Flomaster™ for Solid Edgeについて。流体システム設計で実績のある1D数値流体力学 (CFD) シミュレーションツールをベースにしたこの新しい製品は、配管システム内の流体および熱の流れを簡単にモデル化して解析できるツールです。3Dジオメトリを自動で取り込んでシステムレベルのモデルを生成できるため、シミュレーションモデルの作成時間を最大90%削減します。Simcenter Flomaster for Solid Edgeは、内蔵ウィザードを使うことで、慣れていないユーザーでも簡単に使えるだけでなく、高速の動的現象や圧力の急変のシミュレーションなど、熟練ユーザーに対応した高度な機能も搭載しています。
設計データを分かりやすく表示
新たに搭載されたSolid Edgeのカスタマイズレポート機能と動的な視覚化機能により、アセンブリ部品やコンポーネントを動的に表示し、カテゴリーごとに分かりやすく表示することができます。Excelのスプレッドシートで使っているような、インタラクティブな表のフィルターを使ってルールを簡単に作成し、それに基づいて視覚的なレポートを生成できます。
包括的な製品開発ポートフォリオ
Solid Edgeは、製品開発プロセスのすべての側面に対応する、手頃な価格で使いやすいソフトウェアポートフォリオです。シンクロナス・テクノロジーを採用したSolid Edgeは、ダイレクト・モデリングのスピードとシンプルさ、パラメトリック設計の柔軟性と制御を融合しています。
Solid Edge 3D Designの使いやすさ向上
Solid Edge 3D Designの使いやすさが向上した点:
アセンブリ環境で使用する部品の関係性を、部品環境で事前に定義することで、よく使う部品を素早く楽に、インテリジェントに組み立てることができます。
サブディビジョン・ブリッジ機能により、さまざまなタイプのブリッジを簡単に作成することができます。オフセットは、広範囲にケージを分割せずにフェースを分割する便利な機能です。「Align to Curve (曲線位置揃え)」コマンドは、既存の曲線形状に合わせてケージの頂点を移動させたり、手書きの曲線に合わせて新しい形状を作成したりします。サーフェスのエッジにリフト機能がサポートされ増した。サーフェスのエッジを移動リフトすると新しいフェースが生成されます。
ガセットを手作業で作成する必要がなくなりました。ガセット板を内部コンポーネントとして、アセンブリ・コンポーネントとフレームの両方に作成します。
古くなったFOAメンバーを視覚的に表示
複数の座標系を1つの関連あるものとして素早く作成。
事前定義した曲線を追加できます。方程式やパラメーターを変更すると曲線をプレビュー画面に動的に表示します。
張り付けたデカル(シール)をKeyShotのレンダリング表示で使えるようになりました。
Solid Edge 2D DraftingおよびDesignの強化機能
Solid Edge 2D DraftingおよびDesignのその他の強化機能:
- 図面の透かし – 図面に透かしを簡単に追加して管理
- 表のプロパティテキスト
- 仮想交点への寸法記入
- 部品リストからモデルを開く (部品リストおよびアセンブリファミリ部品リストで使用可能)
- アセンブリファミリ (FOA) のドラフトテーブル
- 2D変換ツールが座標寸法に対応 (.dwgおよび.dxfファイルのインポートとエクスポートが可能)
- 断面ビューや補助ビューのマルチコア図面ビューの更新 (主要な図面ビューと派生図面ビューを含む大規模な図面を素早く更新)